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代々木ゼミナールの問題集 (2015.06.13)

代々木ゼミナールといえば、昨年の夏に大幅な校舎閉鎖が話題になりました。しかし話題にあまり出てこないもので、センター試験向けの模試が無くなってしまう、というものもあったのです。

私がこのことに気づいたのは、件の報道からずいぶん経ってから。そこでその報道が為された時にすでにこのようになっていたのか、それともその後に時間が経ってからこのようになったのかは分かりません。しかしすでに、今年度はそのような模試は行われなくなっています。

予備校の規模が小さくなると、模擬試験の効果も少なくなります。そこで経営的な効果にしても、学習的な効果にしても、模擬試験を続けることは難しいものなのです。

さてそうすると、大手予備校が毎年出版するセンター対策問題集(俗にいう、黒本や青本など)を出すことがだんだんと難しくなるのです。この手の問題集は基本的に、昨年度やそれ以前に実施された模擬試験の内容を、ほぼそのまま収録して出版しています。模試が無くなってしまったら、その問題集の原稿に当たるものが無くなってしまうのです。

ここからは経験に基づくものではありますが、ただの私の想像になります。

恐らくこのような問題集は、極めて収益率が高いものになっているはずです。と言うのも、本を出版するには、印刷する部数が少数であれ多数であれ、ある程度のコストはかかってしまいます。だとしたら本の収益は「いかに売れ残りを無くすか」という点にかかってくる。

夏から秋にかけては、この手の問題集が書店にて、膨大なスペースに置かれています。しかしそれらの本は、冬くらいには完全に無くなっていることが多いものです。これを見るだけで、いかに消化率の高い書籍なのかがよく分かります。

それでいて、模擬試験を実施した段階で、すでに問題集の原稿はほぼできているようなものです。だとしたらその部分のコストはかなり抑えることが出来るはず。こうやって見ると経営的には、非常に魅力ある商品だと感じられますよね。

ここまらまた現実のお話。模試が無くなってしまうと、新しい原稿が生まれません。新しい原稿が出来なくなると、年度ごとの問題集などが出版出来なくなる・・・だとすると、校舎の減少による減益はとんでもない金額になるでしょうね。

私自身は代々木ゼミナールとは何の関係もありません。そこでどのような経営をしようと、どのような縮小をしようと、ほとんど影響はありません。けれどもこの問題集が無くなってしまうのは、ものすごく痛いものなのです。

代々木ゼミナールの問題集は、その表紙から白本と言われていました。白本は他の予備校のものよりもオーソドックスで、それでいて少しだけ難易度が高い問題が集められていました(白本は他のものよりも簡単だ、という人は、少し前までの印象が強いのではと思います。最近は少し歯ごたえのある問題が多かったんですよ)。これは指導の上では、とても貴重なものだったのですね。

今日の段階で、今年度の白本が出るかどうかは、まだ発表されていません。しかし模擬試験が無くなった以上、ずっと続くということはまず考えられません。受験業界の一員として、こういう動向も見ていかないといけませんよね。

公式HP → 大学群の呼び方

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