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公式暗記批判の違い (2015.05.20)

よくブログにも書く”公式丸暗記”の批判について、今日少し生徒にもお話をしました。

「公式を覚えてしまって、後は問題文の数値を代入すれば答えが出る。だからとにかく公式を暗記しなければならない」・・・私はこのような指導が苦手です。人からされるのも苦手ですし、自分の指導ではこのような事は口にしたくありません。

ただ暗記を否定するつもりはありません。数学を含めどのような勉強も、最初は暗記から始めないといけないのです。また逆に、ある程度基礎が固まってきたら、いろいろな議論の展開や問題のパターンなどを覚えておかないと、応用力なども付きません。そこで私が否定しているのは、「意味も分からずに、ただただ丸暗記をしている」ということに対してなのです。

さてこのような指導は、数学や物理などの、問題を解くときには計算を主体とする科目について、よく行われています。それに対して私は、数学と物理とでは異なる意味で、その指導を批判したいと思っているのです。つまり「数学で公式を丸暗記すること」と「物理で公式を丸暗記すること」とは、その問題点が異なっているのです。

数学は扱う分野も多く、また応用範囲もものすごく広い。そのため公式の丸暗記は非常に難しいのです。分野の多さから覚えないといけない公式の数が膨らみますし、応用範囲の広さから”見た目が似ている公式”もいくつか出てくるのです。

だとしたら、定理や公式の背景をきちんと理解して、何を暗記して、何からは自分で考えるべきなのかを把握しておくことで、その負担を大幅に縮小することが出来るのです。この方が効率よく勉強できますし、何よりこういう勉強の方が楽しいのです。

物理については、実は覚えるものは数学よりも格段に少ない。それにもかかわらず、数学よりも物理の方が難しいと感じる人が、数多く存在します。・・・もちろんこれは、数学よりも物理が簡単だ、と言いたいわけではありません。物理への(偏見とも言える)苦手意識について言及しているのです。

私が考えるその理由は、そもそも物理量や物理現象について把握出来ていないのに、公式だけで答えを出そうとしている(またそのように指導されている)ことです。先日も公式ブログで書いたように、物理量などの”言葉”への指導が圧倒的に不足している。それが大きな原因になっているのです。

例えば物理でお馴染みの”加速度”という言葉。これはどのような意味なのか。
・・・これは高校の物理の先生でも「v-tグラフの傾きのこと」という答えしか返せない人が多いことでしょう。それなのに当たり前のように「加速度を求めよ」なんて言っているのです。それでは生徒がかわいそうだと思うのですね。

きちんと物理量や物理現象を把握したら、物理の公式の大半は”覚えるまでもない”ものです。把握したものですぐに納得出来るものだらけですからね。ならばそのような勉強の方が負担が減りますし、なによりそれが学問的に本質を突いた勉強なのです。

繰り返しますが、暗記自体を否定するつもりはありません。要は「覚えるべき」と「考えるべき」のバランスなのです。このバランスを考えずに(もしくは指導者が理解せずに)教えられることが、一般的には非常に多い。これをどうにかしたいのですね。

公式HP → 車のナンバーについての思い出

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