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以前から噂は聞いていたのですが、今日ふと思い立って、2012年センター試験追試の国語の小説を読んでみました。
その噂とは、「この時の小説は人の死を扱った非常に重たい内容である」というもの。塾の教材の中にもセンター試験の過去問があるので、この問題が収録されているのは知っていました。しかし今まで実際には読んでいなかったのです。
さてその追試で扱われた作品というのが、三浦哲郎の「メリー・ゴー・ラウンド」です。いやはやこれは・・・何と言うか、本当に重たいお話です。主人公の女の子とそのお父さんが登場するのですが、つい娘と自分に重ねてしまい、思わず涙が落ちそうになってしまいました。
そこでその後、簡単に調べてみました。作品自体を読むとしたらどの本に収録されているのか。作者はどのような方なのか。・・・三浦さんのファンの方からは怒られるかもしれませんが、普段あまり文学作品を読まないので、本当にこの方面は疎いのです。
それで分かったのが、この作品が収録されている短篇集にある別の作品が、共通一次試験の時代にも引用されたということ。こちらは「鳥寄せ」という作品のようなのですが、これまた非常に重たいお話だったようです。
※ちなみに「メリー・ゴー・ラウンド」も「鳥寄せ」も、著作権の問題があるでしょうから引用は控えます。また私の拙い文章力では、この作品の概要をお伝えするのも叶わないので、それも控えます。ぜひ作品自体を手にとって頂きたいものです。
こうやって大学入試問題から文学作品を知るというのも、なかなか興味深いものですよね。
またセンター試験では、その問題の出題意図や受験生の解答結果も公開されています。作品自体や受験生の声は耳にしやすいですが、作問者の意図に触れると、これまた別の側面が見えてくるようで非常に面白いものです。
なお、この問題で引用されているのは、作品の一部分になっています。つまりお話の最後が分からない。これは設問を解く以上に、物語の結末が気になってしまいますよね(笑)
・・・ある意味、難問かもしれません。
公式HP → 受験勉強の工夫