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昨日、ふとしたことがきっかけで、某SNSで以前の予備校時代のある生徒のアカウントを見つけました。その子の名前を見た時、まず最初に思ったことは「生 きていてくれて本当に良かった」というものです。大袈裟だと思われるかも知れませんが、実際にそのような現場で私は働いていたのです。
その子はもう30歳になったということでした。確かその子と初めて会った時が私がまだ20代、その子は14歳だったと思います。私が担任で見ていたわけで はないのですが、担任の先生以上に私になついてくれ、担任の先生からも「なべ先生が副担任みたいなものですから」と言われていましたからね。
私はその子と出会って、自傷行為というものの考え方が変わりました。行為そのものの目的は人それぞれで異なるでしょうが、いずれにしても私には理解が出来なかったものでした。ところがその行為が無ければより悪い結果になってしまう可能性を、現実に目の当たりにしたのです。
しかし行為を肯定するつもりもありません。だから考えました。どうにかその行為をしなくても済むように。そしてその行為が必要なくなるように。
「自傷は絶対にダメだとは言わない。けれども可愛い生徒の体に傷が増えていくのは、先生は悲しく感じてしまう」・・・私の精一杯の言葉でした。
もう本人は、この言葉を覚えていないかもしれません。いやむしろ、覚えていないほうが良いかもしれません。このような事に向き合う必要が無い生活になってくれているのであれば、それが一番ですからね。
ただ私は、この生徒の事も、そしてこの生徒に言った言葉も忘れないと思います。
この生徒と出会ったのは、私にとって非常に良かったことでした。この生徒と過ごした時間、交わした言葉が、あまり表には出ない教育の一面を経験させてもら いましたからね。またこの生徒にとっても、私がいたことが良かったのでは無いかと思います。たくさんお話しをして、いろんな相談にも乗り、少しは力になれ たのでは、と感じますからね。
そしてそのような経験が出来たので、やはり私は前職に勤めてよかったと思います。この生徒だけでなく多くの生徒と接し、ともに学んだ事が今でも役に立っていますからね。それが無かったら、私はただの”頭でっかち”にしかならなかったでしょう。
当時とは少し印象の変わった写真を見て、最近の出来事の書き込みを読み、本当に懐かしく感じました。これからも楽しく元気に、過ごしていって欲しいものですね。
公式HP → 受験生からの質問