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長い間、大学受験の指導をしていると、その経験から導かれる法則のようなものがあります。特別な理由は考えられないのですが「何となくこうである」というようなものが出てくるのですね。
以前も書いたことがありますが、高校の「物理」と「化学」について。物理と化学の印象を生徒から聞いてみると、ほとんどが「物理の方が化学よりも難しく感じる」という反応が返ってきます。
しかしどちらが苦手かと聞いてみると「物理よりも化学の方が苦手に思う」という反応が返ってくるのです。この微妙な違いが分かりますかね(笑)
私はこの違いが、”理解の仕方”によるものだと考えています。
物理は”(私が思う)悪い意味での数学的な理解”をされることが多いと思います。つまり細かい理屈が分からなくても、問題を解くための公式を覚えて、それを運用することで答えを出してしまう・・・このようなイメージですかね。
私は物理に関しても、このような理解はダメだと思っています。しかし現実的に、このような理解をしている指導者・生徒は非常に多いものです。
これに対して化学は”思考力を要する計算や、あたかも社会系科目のような暗記項目が両方存在する”ものなのです。そこでその点を踏まえて化学を理解してい かないといけない。化学を勉強したことがある人は分かると思いますが、計算問題が出てくるのに”公式”のようなものが思ったより少ないのですね。
私は数学からの目線なので、思考力が必要な理系の問題はそれほど苦にはなりません。だから受験生の頃は、化学の方に興味が湧いていたと思います。ところが一般的には、このような理解は苦手意識を作る原因になりやすい。
かと言って計算などが好きな人にとっては、膨大な暗記項目が壁になってくるのですね。私も苦労しました(笑)
と、こうやって見ていくと、物理と化学の理解の仕方には違いがあるように感じるのです。
ところが、これが両方とも指導をする立場になると、考えは一変します。物理であろうと化学であろうと、そこには”知識を身に付けていくこと”に何の違いも生まれないのです。ただ違うところは、その扱う対象が異なるというだけ。
そしてこのような考え方が分かると、勉強の負担が格段に減るのです。格段に減るからこそ、これを生徒に伝えていきたいのですね。私は一人でいろいろな科目 を教えているので、高校の先生よりは科目の知識は多いと自負しています。しかし生徒たちは、受験する全ての科目について理解をしていかないといけません。 私以上にたくさんの科目・分野を勉強しないといけないのです。
ならば私の役割は、単純に勉強を教えるだけでなく、この勉強をコンパクトに圧縮し、他の科目の勉強もスムーズに進められるようにしてあげることになってくるのです。そこで今までの指導法に頼り切ること無く、新しい勉強を常に続けていかないといけないのですね。
多分、今の自分が教えていたら、受験生だったころの私は物理と化学を両方ともやり続けていたと思います。今の自分はこのような事を断言出来るので、自信を持って指導をすることが出来るのです。
もっともっと生徒の役に立ちたいものです。
公式HP → 勉強をする時のワクワク