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TOP > わたなべ学習塾 日記 > どこの問題集かは書きませんが・・・
昨年使っていた、とある問題集の事を。その問題集は福岡県の公立高校入試問題と同形式で、実際の試験の模擬として使うためのものです。あくまで”予想問題”という扱いであり、売り文句が「驚くほど良く当たる」というものなのですね。
私は以前、公式ブログで書いたように、このような予想問題が的中するかどうかという事は、どうでもいいと思っています。だからその売り文句とは関係なく、公立高校対策として使用していたのですね。
さて内容を見てみると、どうも既視感がある。社会や理科などが顕著なのです。「何か見覚えが・・・」と思い本棚で確認をしてみると、・・・これは実際の本 試験の問題を”加工”しているだけだったのですね。地図やグラフ、実験図などは本試験のものをそのまま使い、設問だけ少し変更している、というレベルのも のだったのです。
確かに「驚くほど良く当たる」わけです。本試験をベースにしているんですからね。
しかしこれは、塾の立場としては逆にありがたいものだったりします。確かに倫理的にはどうかと思いますが、少なくとも実際の入試問題には一番近いのですからね。予想として的中させる必要はありませんが、同形式、同じ難易度という問題は貴重なものですから。
逆にオリジナルではあっても、本試験とは難易度も形式も合っていないという問題の方が、塾としては使いにくいものです。一部の出版社のものは、表紙だけ 「○○県版模擬試験」なんて書きつつ、実際には全国共通の問題になっているものもあります。こういうものの方が、何倍も厄介ですからね。
受験を取り巻く環境なんてこんなものです。私は塾をやっていて、そのような現実を知っているから、その中で有効なもの、有効な使い方を吟味出来るのです。一般の人はそこが難しいはず、だから私がいる”価値”があり、それのために塾に来てもらうのですね。
大半の問題集は、生徒の学力を上げるために有効に使えるものです。しかし目的を間違えれば、その教材の持っている力を全て使い切ることが出来ません。こういう点に留意して、今後も指導をより充実させたいものです。
公式HP → 市販問題集についてのこと