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私はよく、偏差値偏向の学習指導に対する批判を書いています。今年度の入試対策に向けては、他の年度以上に偏差値の意味が”薄い”状態であるのに、またまた「偏差値が○○くらいだから・・・」なんて指導をする人が続出することでしょう。だからまた同じようなことを。
今回は敢えて大雑把に書きます。
偏差値は”試験ごと”の「全体の得点」や「全体の平均点」を元に計算されます。そこで試験が変わったら、偏差値も変わって然るべきなのです。通常であれ ば、「同じ試験を受けて、同じ大学受験を目指す」ということで、その得点分布を知るために(またその分布の中で、自分の順位を判断するために)、偏差値と いうものが存在します。
今年のように、「新課程と旧課程で異なる問題を受ける」ことになると、両方の偏差値を単純に比較することが出来ません。もしも同じ偏差値を元に判断しよう とするならば、両方の試験において得点がどのように分布しているのかを元に、どちらかのデータを補正する必要が出てきます。
ただ、偏差値を盲目的に信奉している人ほど、そのような背景を考慮しないと思います。
偏差値は「絶対的な評価」では無く「相対的な評価」なのです。相対的である以上、基準が変われば意味を為しません。
今年度、「現役生が受ける模擬試験」と「浪人生が受ける模擬試験」(現実的には、浪人生も新課程の模試を受けることになるでしょうが)との比較は難しいと思っておいてください。偏差値よりも”素点”や”(学部・学科の)順位”の方が、もっと正確な指標になります。
大学受験は大切な試験だからこそ、きちんと結果を分析し、ちゃんと正確に状況を判断することを心がけていきましょうね!
※ちなみに大手の予備校の模擬試験などは、このような部分にどうやって対応しているんでしょうかね。もしも教えて下さる方がいらっしゃると、非常にありがたいと思います(笑)
公式HP → セルフハンディキャップ