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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 受験生の不安が感じられること
昨日の塾でのとある一コマ。ある時間帯に、自習スペースで高校受験を控えた生徒が二人、高校2年生の生徒が一人、自習を行っていました。それなりに長い時間の自習だったのですが、三人とも私が何も言わなくても、一言も発せず、黙々と自習を続けています。
それが一人帰り、もう一人のお迎えが来て、最後の一人になりました。そうしたら堰を切ったように怒涛のお話が(笑)
これが他にも自習をしている人がいるならば、私はそのようなお話は許しません。しかし受験生は不安なものです。今は勉強をしなければいけないことは、自分自身が分かっているのです。だから黙々と自習をすることが出来るのですね。
しかしいくら自習をしていても、気持ちは不安になっていくもの。だから自分一人になった時に、つい言葉が出てきてしまったのですね。
私にはそのような生徒の不安が、手に取るように分かります。そこで勉強をしている時、そして少し緊張を和らげるときというものを、意識して作っているのです。
たくさんのお話をしました。そのどれもが”どうでもいいこと”。けれども生徒の話をしっかり聞いてあげて、思いっきり笑い、そして真剣にお話をしました。その時間が生徒の心の安らぎになったと思います。
勉強をさせるのは、非常に簡単です。そしてその簡単なことをすることが非常に難しい。・・・とても矛盾しています。しかしその矛盾を上手に操作出来ないと、学習指導は出来ません。
このことを知っているから、生徒が「勉強をするべき時」と「少し気持ちを緩める時」を感じてくれるのです。ピンと張った空気で勉強をすることも非常に大切。そしてあまりに緊張している状態をほぐすのも大切なことです。
分かってもらえるでしょうか。黙々と勉強をしていることで、生徒の不安が伝わったのではありません。またたくさんのお話をしてきたことで、生徒の不安が伝 わったのではありません。生徒が「勉強しなければいけないと強く思っている」ことが伝わってきたから、その分不安に感じていることが分かったのです。
もう少しでその生徒の第一希望の入試が行われます。入試への不安から、ひっきりなしに「ああでもないこうでもない」という、よく分からない言葉が延々と出てきます。そんな生徒の気持ちを優しくほぐしてあげながら、これからも対策を進めていこうと思います。
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