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先日、中学受験を検討している塾生の兄弟の子が、「中学受験を指導している」学習塾で体験講座を受けてきたとのことでした。その内容が非常に残念なもの。
教室ではある程度進んでいる授業に対して、何か教材を渡されるわけでもなく、ただ授業の中に放り込まれただけ。そこまで深く塾の説明をされたわけでもなく、その本人としては「(塾にいた)3時間半、何もしなかった」という印象だったようです。
しかしそれでいて、体験講座の後から頻繁にその塾から勧誘の電話がかかってきているとのこと。これには親御さんも困惑しているようでした。
私は「世間の学習塾なんてそんなところが多いもの」ということを知っています。しかしそれは何のフォローにもなりませんし、私はそのような塾を擁護するつもりはありません。
体験授業は、「目的があるから来ているのです」。その目的に向けての内容を提示せずに、ただ生徒募集に力を入れることは本末転倒もいいところ。それくらいなら体験講座をやらないほうが、何倍もその生徒募集に効果があるはずです。
私が何より腹立たしいのは、講座を受けている子供を軽く扱っているところ。いくら体験講座であったとしても、その時間帯は一人の生徒と同じことです。その生徒をぞんざいに扱っていることに、憤りを感じてしまうのですね。
塾で指導をするためには、まずは生徒に信頼をしてもらわないといけない。その貴重なチャンスが体験授業・体験講座なのです。そして逆もまた然りで、生徒が やる気を持って指導を受けてくれるのか判断するのも、体験授業・体験講座の大切な意味合いなのです。このようなことを軽視しているようでは、塾をやってい る意味は無いと感じるのです。
一人の生徒すら大切に出来ないようなところでは、多くの生徒を大切に出来るはずはありませんからね。
残念ながら、今のうちの塾は中学受験に対応できるわけではありません。もちろん、やる気を持っている生徒に対して勉強を教えることはやぶさかではないのですが、さすがに今の段階では高校・大学受験で手一杯なのが正直なところです。
このような状況であっても、「生徒が増えるから」ということで安易に入塾させるところも多いはず。けれどもこれも、あまりに誠意ない対応だと感じます。せ めて「こちらが提供できるサービスと、生徒・保護者が要求するサービスと、折り合いが付くかどうか」という前提が無いと、入塾させるべきではないでしょう からね。
もしもそこで折り合いが付くのであれば、その時は指導を考えたいと思います。こうやって”私が思う”塾のあるべき姿を崩さないようにしていきたいと思っているのですね。
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