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TOP > わたなべ学習塾 日記 > またまた書きます・・・「偏差値」について
今までも何度か書いていることですが、今日も偏差値について少しだけ書いてみたいと思います。この話題も何度も書いている通り、本当は非常に多くのことを書きたいのですが、今回は本当にシンプルなものに限らせてもらいます。
基本的に偏差値は「データの数が少ないほど、あてにならない数字」であることを知っておかれて下さい。偏差値とはそれぞれのデータが、「平均からどれくらい離れているか」というばらつきを表すものです。(正確にはこれが”標準偏差”の意味です)
だとすると少ないデータであれば、非常に極端な例を作ることができます。
また一般によく使われる”学力偏差値”というものも、実はあまり分かりにくい数値では無いかと思うのです。「何だか60くらいあったら、成績が良さそう・・・」くらいの認識では無いかと思うのです。
これは偏差値というものを、半分も活かしていません。上に書いたように、偏差値は元のデータにより、重要度が大きく変化するものなのです。
とは言え、一般の方にとって学力偏差値の正確な定義や、またちゃんとした使い方などを理解する必要は無いと思っています。そのような事は、受験指導をする人間が理解していればいいだけの話です。
そこで私が言いたいのは「”偏差値”などの数字は、自分で活用するための道具」に過ぎないということです。気づけば「”偏差値”に振り回される」という状況になってはいないでしょうか。
それくらいなら、偏差値などの分かりにくい数字は全く見ずに、試験の”素点”のようなシンプルな数値の方が何倍も意味があります。
つまり、自分でもよくわからない数字に振り回されて欲しく無いのです。
もちろん”偏差値”は有効活用すれば、非常に強力な武器になる数値です。しかしその強みを活かすためには、その意味を理解していないといけません。・・・わざわざそんな勉強はしたくありませんよね(笑)
ちなみにそれを知ってか知らずか、えらく母集団の少ない結果だけで偏差値を出している模擬試験を見ることがあります。そのようなものを見ていると「何の意 味があるんだろう?」なんて疑問に思ってしまうのですが、意外とこのような数字でも生徒や保護者の方は信じてしまうのですね。
もう少し正確な情報発信を願いたいものです。まったく。
公式HP → 資料の整理で困った出来事