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だから公式主体は嫌いなんです (2013.12.05)

とある高校生に化学を教えていた時のこと。内容としては「酸と塩基の反応」の分野でした。私が気軽に「”中和反応”ってどんな反応?」と聞いても、これがうまく答えられないのです。

例えば「酸性とアルカリ性を混ぜたら中性に近づく」という答えは、残念ながら高校レベルでは通用しません。酸性を示すものは何か、アルカリ性(塩基性)を示すものはなにか、このようなことを理解した上で、きちんとしたイオン反応を考えないといけないのです。

しかし逆に言えば、その理屈を理解すれば一気に視界が広がります。単純な化学反応式を立てるような問題から、濃度を含めた中和滴定の問題まで、根っことして考えないといけない内容は変わりません。

生徒に聞いてみたら、案の定というか、イオン結合の基礎から理解出来ていない。また”(体積)モル濃度”についても理解があやふや。・・・この状態では、本来は問題を考えることすら出来ません。

けれども化学の教科書には、あっさりと中和滴定の問題を解く公式が載っています。・・・それは高校生の気持ちになったら、その公式に飛びつきますよね(笑)

公式が紹介されていれば、その公式を使う問題がともに紹介されています。その問題を解くことであたかも「公式を使うことが出来た(=問題が解けるようになった)」と誤解をしてしまう恐れがあるのです。

中和滴定の公式なんて、モル濃度と化学反応式の基本を知っていれば、覚える必要が無いくらい単純なもの。だから生徒の学力のためにも、きちんと内容を理解させて公式に頼らなくてもいい状態にする、ということを私は念頭に置いています。

実際、「どういう時にこの公式が使えるの?」と疑問に思っている生徒のほうが、格段に多いですからね。もしも使わずに済むのであれば、そんなことで迷うことも無くなるのです。

今日の公式ブログに書いた「理科科目を指導できる人は少ない」と書いたのは、このような視点に立って教えられる人が少ないということです。恐らく公式をブンブン振り回すような解法を教える先生であれば、それなりにたくさんいることでしょうね。

それが生徒のためになれば、それで十分です。
私はそれでは不十分だと思っているだけですから。

ということで、きちんと身についた学力で問題が解けるような、そんな指導をこれからも続けていきたいと思っています。

公式HP → 文系の高校生に対する理科科目について

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