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中学校や高校で理科科目を教えている先生は大変だと思います。特に実験が絡むものになると、事前準備であったり、実際の授業の進行であったり、意識をしないといけないことはたくさんあるはずですからね。
もしも授業でやっていた実験で、思う通りの結果が出なかったら。生徒からの目を考えると、私なんかはぞっとしてしまいますね(笑)。それより後の授業で「これとこれを反応させたら、この物質が出来る」なんて言っても、説得力が小さくなってしまいますから。
実は私も、大学時代の塾講師のアルバイトで、化学の実験をやったことがあります。専門は数学なので、普段から実験器具に慣れ親しんでいたわけでもありませ ん。けれどもどうしても生徒に実際の反応を見せたくて・・・と言うのは建前。実際には「せっかくこの校舎には実験器具があるから、使ってみたいなあ」なん て安易に考えたことが本音だったりします。
実験を行ったのは、過酸化水素水に二酸化マンガンを加えるという「酸素の発生」。これが・・・大失敗でした(笑)
もちろん酸素を発生させることはできたのです。けれども加減が分からなかったので、思った以上に激しい反応になってしまって。その時は内心ドキドキしながら、さも当然のように対処をして事なきを得ました。
それ以来、「ちゃんとした実験をしたい」と思うことは、ほとんど無くなってしまいましたね。
けれども逆に、身近にあるもので”実験の代わりになるもの”というのは意識するようになりました。先日もペットボトルに熱湯を入れ、十分に空気が抜ける頃 に栓をして、後は冷蔵庫で冷やす・・・なんてことをやってみました。水蒸気が凝縮することによりペットボトルの圧力が下がるため、大気圧によってペットボ トルがくちゃくちゃに潰れてしまうのですね。
これくらい平和な実験が、自分の性に合っていると思います(笑)
普段身の回りにあるものでも、十分に授業に使えるような実験をすることができます。けれどもそれは、理科の中身をきちんと知っていないと、思い付くことすらありません。だから、むしろ本格的な実験よりも効果があるんじゃないか、なんて思うのです。
ちなみにこれはただの遊びでは無く、実際に福岡県の公立高校の入試に出題されたものなんですよ!
ということで、これからも適度な遊び心を持ちながら、生徒に効果のある授業を考えていきたいと思います。
公式HP → ふとしたアクシデントからの実験