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今日はうちの上の娘の、6回目の誕生日です。本当ならばこの内容で今日のブログを書きたかったのですが、どうしても気になるニュースが目に入ったので、こちらについて書いていきたいと思います。
国公立大入試:「知識偏重」より可能性発掘 (毎日新聞HPより)
これだけでは分かりにくいので、次の元記事も参考にしてください。
<国公立入試>2次の学力試験廃止 人物評価重視に (Yahoo�ニュースより)
つまり国公立大学の二次試験における学力試験を廃止することを検討している・・・というのです。
私は以前から書いているように、学力を見るためのペーパーテストは否定しません。むしろかなり評価している人間の一人です。その私からすると、どうも悪影響が出てくるようにしか見えません。
このニュースに関して、「更に学力低下が進む」とか「ゆとり教育の延長」との反論が、インターネット上で交わされています。そういう見方も自然だと思いますし、私もその懸念はあります。
しかし私が最も疑問に思っているのは、今の入試について「どのような問題点があるのか」ということや「どう改善するのが望ましいのか」という、改革の大き な目標が見えないのです。記事中には”成熟期を迎えた日本が国際社会で生き残るため”と表現していますが、それについて「入試制度がどんな問題点を抱えて いるのか」ということが繋がらないのです。
その上で、「全ての受験生に対して”人物評価”というものが円滑に、正当に行うことができるのか」ということが疑問であり、明確な問題点として挙げられると思っています。
極端な例かもしれませんが、一つの企業を考えても、即戦力となる有能な人材を見つけることは非常に難しいと思います。これがあるから多くの企業が「非正規 雇用の規制緩和」に流れていったことでしょう。以前から”人物評価”を行っている企業でさえそうなのですから、多くの受験生を対象とした”人物評価”がど のように為されるのか、大きな疑問を持ってしまいます。
また「何をもって”大学に入学をするための人物評価なのか”という基準が、どれほど中身を伴った指標から為されるのか」ということも非常に疑問。私はこの ような試験を受けたくはありません。なぜならもしも不合格になったら、「自分のことを認めてもらえなかった」と感じてしまいそうだからです。
確かに多くの人から見たら、入試に向けての「詰め込み教育」というものは批判の対象に見えるでしょう。しかしはっきりと、私はそれを批判の対象とは思っていません。勉強をする時期に真剣に勉強することに、何の問題が発生するでしょう。
むしろ詰め込み教育をするに値する、しっかりとした知識や経験を持った先生がどの程度いるのか・・・そちらの方が疑問に思うくらいですから。
増してそのような先生が”人物評価”をするなんて、悪い想像しか出来ません。
まだこの内容は検討が始まったばかり。そこで確実にこのように変化するとは言い切れません。また変化したとしても、この記事では分からないようなフォロー があるのかもしれません。そこであくまで、今日はこのニュースに対する、私の個人的な意見だけにとどめておきたいと思います。
私も今の教育に疑問を持っている部分はあります。しかし私が感じている疑問とこの検討内容は、お大きな乖離があります。そのため、すぐに肯定する気にはなれないのです。
とにかくより詳しい、そして正確な情報を待ち、その上で私なりの意見をまとめたいと思います。
もしも本当に学科試験が無くなったら・・・全国の塾や予備校はどうなってしまうんでしょうね(汗)
公式HP → センター対策問題集を見ていて思ったこと