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中学生の数学の受験指導をしていると、確率の問題で戸惑っている生徒が目立ちます。そのような生徒によくあるのが、「樹形図を書こうとして手が止まってし まう」というもの。確かに樹形図を書くことは、確率の問題を解くための重要なテクニックではありますが、問題を把握できる私から見ていると「樹形図にこだ わらなくても解けるのになあ」なんて思ってしまいます。
むしろ樹形図よりも、規則性に従って全体を網羅した方が分かりやすいものも多いのです。けれども樹形図にこだわってしまうことで手が出なくなってしまう、これでは樹形図を書くメリットが薄まってしまいますよね。
またある生徒から聞いたのが、中学校のイオンの授業で「イオン化傾向」を覚えさせていたと言うもの。これも確かに、きちんと理解をすればかなり有効である ことは間違いありません。しかしそのイオン化傾向を何に使うのか、またイオン化傾向を覚えておいたほうがいい問題がどれほど出題されるのか。こうやって考 えると、ちょっと内容が伝わりにくいものになっているのでは無いかと思います。
実際にその生徒の周りでは、「一体何を覚えているのかすら分からない」という話が出てきて、多くの生徒が理解できていない状況があるそうです。
おそらく先生としては、良かれと思って教えていることだと思います。それに決して間違ったことを教えているわけでは無いので、それを批判するつもりもあり ません。けれども難しい内容を教えるのであれば、それを”小手先のテクニック”としてではなく、きちんと内容を理解させることが大切だと思うのです。
もしも私だったら、意欲的な生徒にのみ”発展内容”として教えると思います。難しい内容を「これを知っていれば役に立つかもしれないから」と教えるのは、少々やりすぎのような気がしてなりません。
樹形図は中学生としては、覚えておかないといけない手法でしょう。だからこれは念入りに「どう使うのか」を教えるべきです。
イオン化傾向は全員が理解できる内容であるとは思えないものなので、中学生が理解できる内容に落とし込んだ解説をするべきです。
このような指導の使い分けが、先生の腕の見せ所だと思います。ぜひ生徒のためになる指導を、更に研究して欲しいものですね。
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