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塾をやっているとよく相談を受けるのが、「勉強のやり方を教えてほしい」というもの。このブログでも何度か取り上げたものですね。このことをしっかりと訓練するいい機会になるのが、この「夏休み」の期間なのです。
勉強をする上で、成績を上げることを加速させるためには、「自学自習」がかなり重要になります。なぜなら、どれだけ解説が上手な先生でも教える内容や時間 には限界があります。たくさんのことを教えたいと思っても、それを受け入れる力が見に付いていないと吸収できる容量がオーバーしてしまいますし、その力を 身につけるにはそれなりの訓練が必要だからです。
そこで「自学自習」について、どのように考えるべきなのか。・・・これはそれほど難しいことをする必要はありません。要は”予習”か”復習”をするだけなのです。
それでは”予習”とはなぜ必要になるのか。これは例えば国語の問題を考えてみると、教えている人からすると、問題文に対してどこが重要でどこに読み取りの ポイントがあるのかを説明したいものです。すると事前に問題を解いているのかそうでないのかが、非常に重要になってくるのですね。
もしも問題を解いていない場合、一から問題文を読んで、そこで考えてもらわないといけない。ならば解く時間がもったいないと言えるのです。だから事前に解いていれば、すぐに解説に入ることが出来るのですね。
それに対して、”復習”はなぜ必要になるのか。それは数学の問題を考えてみると、教えている人は「ある問題の解法を説明」します。その解法を更に広げる形 で、次の問題の解法に進んでいくのです。だとすると、もしも前回の問題の解法が見に付いていない場合は、また再度同じ問題の説明をしなければならなくなり ます。これがもったいないのですね。
では国語と数学において、この予習と復習の役割を入れ替えてみましょう。例えば国語の問題で重要なポイントを説明されたとします。そのことを類題などで訓 練をしたとすると、一定の効果はあるにしても、同じ文章が次の問題に出てくるわけではないので、予習ほどの効率は望めません。
また数学の問題で予習をしようとすると、これも解法を考えるという一定の効果はあるにしても、全く解けない問題をずっと考え続けるのは、さすがに効率が良いとは言えないのです。
こうやって少し考えてみるだけで、「どの科目は予習をするべきで、どの科目は復習に力を入れるべき」というものが決まってくるのです。
このように予習・復習の意味を考えたら、どのように勉強をするのかは分かりやすい。しかしそれでも「自学自習」が出来ないのは、勉強を妨げる”逃げ道”が あるからなのですね。これも保護者の方がよく言われます。「家で勉強しようとしても、テレビやゲームなどで遊んでしまう」・・・というもの。
だとしたら、学校や塾のような”逃げ道”の無い環境で勉強すると、効率は良くなるはずです。しかしそのような環境を、無尽蔵に使うことは現実的には難しい。
そのために「普段の環境の中で、予習や復習をすることができるか」ということが、「自学自習」に対する当面の目標なのです。ここを意識して、塾などの夏期講習に臨まないと、「夏期講習が終わったら、また勉強しなくなった」という状況になってしまうのですね。
この点は本人の行動次第になるので、具体的な解決法を見つけるのはなかなか難しいものです。しかしその目標をしっかりと見据えて勉強することで、確実に目標には近づくはずなのですね。
自学自習を身に付けたら、大抵の環境で勉強することができます。勉強をする頻度が高まるので、成績の伸びがどんどんと加速するのですね。
もうすぐ夏休み。中学校では休みを取るところが多いことでしょう。また高校では課外授業を行うところも多いでしょう。しかしその中で、「その後に向けた目標」を考えることが出来るのか・・・ここが重要なポイントになるのです。
ということで一人でも多くの生徒さんが、実りのある夏休みを過ごすことを期待しています!
公式HP → とある中学校の定期考査の問題を見て