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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 福岡の公立高校入試を眺めて
一昨日(一部の学校は昨日まで)、福岡県の公立高校の入試が行われました。訳あって昨日の新聞を見ていないので、今日になってからようやく、実施された問題を見ることができました。
勉強としての内容は公式ブログに書こうと思いますので、こちらでは違った視点から入試問題を眺めてみます。
他の都道府県の問題と逐一比較したわけではありませんが、福岡県の入試問題はものすごく練られています。それは問題としてよく出来ている事もありますが、それ以上に受験生に対する配慮が細部に至るまで為されているのです。
例えば数学の問題。この中で「文節中に改行をしている記述」は一つもありません。それはただの計算問題から、連立方程式の文章問題に至るまで、全てにおいて徹底されています。これは受験生が問題文の読み間違いでミスをすることが軽減されるような工夫をしているのですね。
それなのに毎回、きちんとした体裁にまとめられています。図形やグラフ、証明問題の枠がうまくレイアウトされ、非常に読みやすく作ってあるのです。
また問題の中身も非常にレベルが高い!今年はややマイルドになっていますが、毎年立体図形の問題は、決して難しすぎるものでは無いものの、しっかり対策を していないと全く手が出せない、絶妙の難易度になっています。私も塾を始めた時、立体図形の問題には大変苦労をしましたが、きちんとポイントを押さえれば なんとかなるように出来ていることが理解できました。
また理科の問題については、単純な語句の問題はほとんどありません。全てが何らかの実験や観察に基づいた出題となっています。私も昔、模擬試験を作っていた時期があるのですが、正直実験などをテーマにする問題は作る手間がかなりかかってしまいます。
それなのに図やグラフをたくさん使い、理科で考えるべきポイントを押さえた出題をしているのです。これは問題を検証すればするほど感心させられてしまいます。
ということで、福岡県に住んでいる中学生の皆さんは、ぜひ県立高校の過去問をいい教材として、早い段階から使ってみて下さい。問題集をたくさん買い込んでしまい、全てが中途半端に終わるくらいなら、過去問を丁寧に勉強した方が断然効率がいいですからね!
そして特に、理科が苦手な人には「実験や観察」をメインとした勉強を強くオススメします。今からこのようなことを意識していれば、受験が近づいても十分余裕を持って対策できますからね。ぜひいろんな情報を元に、自分の役に立てて下さい!
公式HP → 福岡県の入試問題(理科)について