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今日はニュースを元に化学のお勉強 (2013.03.12)

今日かなり大きなニュースが飛び込んできました。

海底からメタンハイドレート採取に成功

以前から現代のエネルギー事情についての問題が取り上げられていました。その中で、今まで使われていなかった新しいエネルギーを確保する、という大きな テーマがあったのです。そこで注目されていたものの一つに、今回のメタンハイドレート(以下MHと書きます)があるのです。

MHとは、かなり簡単に説明すると、水が凍って氷の結晶を作るときに、その結晶の構造内にメタン分子を取り込んでいるもので、氷の中に可燃性ガスが含まれているものと思って下さい。これが日本の周りにある海底に存在しているのです。

その海底のMHは、日本が消費する天然ガスの約100年分にも相当する量が存在しているとのこと。そこでこの開発が進めば日本が「資源産出国」と成り得るのです。

さてこのMHについて、今までは問題が多くありました。最も大きな問題は、これが”固体”として存在していること。もしも原油のように液体ならば、海底からでも汲み上げることは可能です。しかし結晶内のメタンを残したまま採取することが、なかなか難しかったのですね。

しかし今回、これを海底から取り出すことに成功したとの事なのです。今回の採取量は、すぐに実用化出来るほどの大量のMHが採れたわけではありません。とは言え、一度でも「採取できた」のならば、より効率よく採取する方法が編み出される可能性は非常に大きくなるのですね。

MHには面白い特徴があり、これが水とガスに分解するときに「吸熱反応」を行います。これが非常に重要なポイントで、分解によって生じた水が熱を奪われて、すぐに氷の被膜を作ります。これにより過剰に分解することを妨げてくれるのです。

だとするとMHに関して、備蓄をすることが比較的楽だと考えることが出来るのです。つまりある程度温度を下げた場所であれば、この吸熱性からMHの形のまま保存することが可能になるのですね。

また「メタンだったら、これを燃焼したら二酸化炭素が発生するのでは」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。二酸化炭素と言えば、有名な温室効果ガスですね。そこで地球の温暖化を加速させるのではないか・・・という懸念を持たれるかもしれません。

私自身は、地球温暖化にやや懐疑的ではあるのですが、ただ温暖化が問題であるという立場に立っても、MHは効率が良いのです。MHは自然に海中で分解しま す。その際に出てきてしまうメタンガスは、二酸化炭素に比べて約20倍の温室効果を持っていると言われているのです。つまりMHをそのままにしておく方 が、地球温暖化をより加速させることに繋がるのです。

これだけ良い性質を持っているのであれば、早く実用化されることが期待されますよね。しかし上にも書いたとおり、MHは約100年分程度しか無いと今は言われています。そこでMHである程度エネルギーを賄いつつ、新たなエネルギー開発を進める必要があるのです。

とかくエネルギー問題は、原子力発電に代表されるように「危険だから廃止すべき」と「廃止をしたらエネルギーはどうするのか」という、極端に振れた意見が ぶつかることが多いと感じます。そこでMHのようなエネルギーを繋ぎとして使い、より良いエネルギー開発を進めるべきでしょうね。

ということで非常に難しい内容だったかもしれませんが、今日のニュースの意味をしって頂きたく、このような記事を書かせてもらいました。こういうニュースが、次の世代の子供・生徒たちに「明るい未来」を見せてあげるきっかけになると思います!

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