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先日、次年度以降の教材を検討するために、大きめの書店に足を運びました。そこでふと、京都大学向けの数学問題集を手にとってみたのです。私自身、数学の 入試問題に対しては、大学名や難易度には興味があまり無く、問題の背景にあるものや応用範囲の広いものを好む傾向があります。特別に京都大学の対策をする つもりは無いので、本当にただの”気まぐれ”だったのです。
しかしその本において、中で扱っている問題よりも、その前書きの方が強く印象に残ったのです。大雑把に言うと、京都大学の先生とお話をして「京都大学はど のような学生に来て欲しいのか」という希望が明確にあるとのことだったのです。そのため、その意志を反映させるために、数学の問題一つ取っても、かなり工 夫されているとのことでした。
確かに言われてみれば、今年の京都大学の問題もその本に書かれていたポイントを押さえています。分かっているつもりだったのですが、ここまではっきりと目の当たりにすると「なるほどなあ」と関心してしまったのです。
京都大学はこのような希望で問題を出題しているのなら、他の大学はどうだろう?・・・こうやって見ていくと、大学入試問題の別の側面が見えてくるような気がします。
今年の東京大学の理系数学。こちらの第6問に、非常に難しい問題が出題されています。これは東京大学だから難しい、というものではありません。東京大学が 学校として「どのような学生に入学して欲しいのか」という事が表れているのです。だからいたずらに問題の難易度を上げているわけでは無いのです。学生に要 求するポイントを、高いハードルを設けて、見ているのですね。
今回の記事は、多くの人に知ってもらうために、敢えて「京都大学」や「東京大学」の名前を出しました。しかし実際には、全国の大学でも同様の事が為されて いるはずです。また受験指導をする立場からすると、別に「東京大学」や「京都大学」に特化して対策をしているわけではありません。
ただ、上に書いたような観点から入試を見ると、より多くの中身が伝わってくるような気がするのです。それを実際に希望している受験校に当てはめると・・・いい対策ができるはずですからね!
ということで、これからもいろんな入試問題を見ていきたいと思います!
公式HP → 今年は整数問題が目立つような気がします