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今朝珍しく、朝の情報番組を見ていました。そこで取り上げられていたのが、先日こちらのブログにも書いた「ロシアの隕石」について。今回の隕石による被害 は、落下の衝撃だけでなく、音速を超えた物体が通過するときに発生する”衝撃波”というものが大きかったとのことだったのです。
その中で、ちょっとした面白い場面がありました。隕石について解説を行なっていた学芸員さんに対して、コメンテーターのある方が「映像を見ていたら音が聞こえなかったけれども、音はしないものなんですか?」という質問をされたのです。
すでに番組中では、「音速を超えた物体により衝撃波が発生する」と説明されていたので、音波は後から届くんですよね。だから内心、「やっぱり理系の内容って浸透しないものなんだなあ」なんて思っていたのです。
さてその質問を受けた学芸員さんは、しきりに”衝撃波”の威力について解説していました。しかし”音波”に関する解説が出て来なかったのです。だからその コメンテーターの方も、何度も「音は聞こえないんですか?」という質問を繰り返していました。それに対する解説が”衝撃波”について。
このやり取りのちぐはぐさが面白かったのです。おそらく物理学に精通していれば、音波が何か分かっているはず。だからその音波について質問されている事が、あまり伝わっていない様子だったのです。そして一生懸命に、解説を依頼されている”衝撃波”についてお話している。
しかし一般の感覚からすると、目の前に飛翔体があったならば、そこから音がなりそうな気がして当然だと思います。・・・ここに理系内容を伝える難しさがあるんですね。
理解している人には当たり前だと思っていることも、そうでない人には分からないもの。だから解説をする立場になると、その分からない部分をキャッチしないといけない。しかし当たり前のことだと思っているから、その分からない部分がうまく伝わらないのです。
理系の授業をやっていると、こういう場面一つでいろいろと考えさせられるのですね。面白いものです。
ちなみに”衝撃波”というものも、非常に面白いものなので、ぜひいろいろと調べてみてもいいと思いますよ!ということで、今日はこんな日常の一コマからでした!
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