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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 高校1年生の学年末考査対策
以前こちらのブログでも書きましたが、私は基本的に定期考査対策というものをそれほど重視しません。もちろん、生徒から質問があればそれに答えますが、基本的にこちらから定期考査対策のカリキュラムを設定することは無いのです。
ただし今年の高校1年生の学年末考査については、違った意味で重要であると感じました。生徒からの話を聞いていると、やはり高1生の多くが「整数分野」で 非常に困っている様子なのです。実際、教える立場の人も「何を扱っていいのか」という部分から分かりにくいものでは無いでしょうか。
試験対策として学校の教科書を見てみると・・・これがまた、非常に分かりにくい(笑)と言うのも、ある程度理解しやすい順序で解説をしていることは納得で きるのですが、理論的にはかなりちぐはぐ。もちろん、高校生にどれほど理論的な説明が必要になるか・・・という別の問題もありますが、少なくとも「頭の中 で理屈を整理する」という意味では、非常に難しい作りになっていると言わざるを得ません。
また以前から、公式ブログでもこちらのブログでも書いていますが、ユークリッドの互除法に関する内容については、これまた学校の先生の方が扱いに困ってい る様子がありありと分かります。ユークリッドの互除法の単元の直後に、なぜ一次不定方程式が扱われているのか。この部分が納得いかないと、互除法だけでな く方程式論の方まで分からなくなってしまいます。
今回の学年末考査の対策を通じて、「高1生に対する”整数分野”をどのように教えるべきなのか」という事を、改めて考えることができます。こういう経験を蓄積して、のちの指導に役立てることができるのですからね。
そういう意味で今回の学年末考査は、非常に重要な意味合いを持つものなのです。
今の高1生の内容と言うことは、現在中学生でこれから高校生になる人にも関係してくることになります。ぜひ整数分野に関しては、「できるだけ理論をはっき りと理解している人」から教えてもらうように、工夫をされてください。分からない部分が残っていると、後々で厳しくなってしまいますよ!
ということで、受験生だけでなく、それ以外の生徒もぜひ応援していきたいと思っています。
公式HP → 今回は少し重たい話題になっています