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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 常識だと思っていても・・・
自分が大学受験をやっていると、つい「こんなことは常識だ」と
思ってしまうことがあります。
けれども実際に受験をする受験生にとって、これが当てはまるかどうかは
残念ながら分からないのです。
前職の予備校では、勉強が得意な生徒もいましたが、
勉強がかなり苦手な生徒もたくさんいました。
そんな生徒たちが受験をする時、こちらが驚かされたことをいくつか。
1,センター試験を受験しようとしない
とにかくこれは驚きました。そして一番驚いたことは、
このような受験生が一人や二人では無かったのです。
要は「私立大学が本命なので、それに関係しないセンター試験は受けない」
という言い分なのです。
私大であってもセンター利用の受験方式がありますし、
何より選択肢を自分で狭めてしまっているのが良くありません。
いくら費用がかかったとしても、いくら私立大学が本命だとしても、
「受けない」ことによるデメリットがあまりにも多すぎます。
2,過去問(赤本など)を購入していない
これまた驚きました。その受験生曰く
「過去に出題された問題なら、同じものは出ないだろう」と。
過去問を検討するということは、決して
「出題される問題を探す」ことではありません。
それに全く同じ問題が出ない・・・という根拠はあるのでしょうか。
私は、実際に自分が受験した大学において
赤本の問題がそのまま出題されたことがあります。
3,合格校に入学手続きをしない
曰く「第一志望に落ちた場合は浪人をするから、
行かない大学の入学金を払うのは勿体無い」というもの。
確かにこれが国公立と私立の関係ならば、
費用の面からも「それもありかも」と思われてしまうかもしれません。
しかし私立大学同士で同じことを言っている生徒もいたのです。
だとしたらこれは、出願先の選定を誤っていると思います。
第二志望にそれほど思い入れが無いのだとしたら、
せめて第一志望の合格が確認できた後に、入学手続きの締め切りがある
学校を受けるべきですから。
4,そもそも滑り止めを一切受けない
「自分は第一志望の大学しか行かない。ダメなら浪人する。」と言って、
それ以外の大学を全く受けようとしない受験生もいました。
(これまた一人二人ではありません)
このような発想の受験生は、残念ながら浪人をしても成績は伸びません。
第一志望に向けて最大限の努力をしつつ、
最終的にダメだった場合に「滑り止めに行く」のか「浪人する」のかを
選択する状況を作るべきなのです。
そこで浪人を選ぶのは、一つの決断として十分ありだと思います。
しかし受験の最中から浪人という選択肢を作っている時点で、
そこから甘えの気持ちが生まれてしまいます。
そもそも第一志望がどこであれ、自分がより良く過ごすための大学は
全国にたくさんあるはずですからね。
そういう選択肢を一切切り捨てて、むやみに浪人に期待するのは
危険な選択肢としか言えません。
さて今回このような記事を書いているのは、主に「指導する立場の人」に
向けての内容だと思って下さい。
生徒に真剣に向き合っていると感じていても、
自分の知らないうちに上のような選択をしてしまっていると、
取り返しがつきませんからね。
以上のことを踏まえて、結果に応じて最も良い選択肢を
選ぶことができるように、私も応援したいと思います!
公式HP → 物理や化学の二次対策