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授業に向けての昨日の予習での出来事。
物理や化学の内容は、いくら指導歴があるとは言え、
専門外の科目です。だから予習をしている時に
「こういう理屈だったのか!」と改めて理解することがあるんですよね。
さて昨日、電気分野の予習を行なっていたところ、
今までごく当たり前に感じていたことの理屈が分かって、
非常に嬉しくなってしまいました。
それが、「回路中に電気抵抗を挟まずに、電源の正極・負極を接続すると
ショートして非常に危険である」ということ。
・・・もちろん、この事実や簡単な理屈は分かっていたんですよ(汗)
ただ「電気抵抗がショートを防ぐために、どのような役割を果たすのか」と
言うことを、初めて理解したのです。
今までは「ショートするから危険」程度にしか意識していなかったんですね。
理系を勉強している人にとっては、このような内容は
「知っていて当然」のことかもしれません。
しかし私にとっては、今回の勉強で理解出来たことが重要。
こういう「新しい発見」があるから、今だに勉強が楽しく感じるのです。
さて肝心のその理屈なのですが、回路に電源を接続すると、
導線内に電流を流すための力が働きます。
力学の基本事項にもありますが、力が物体に加わるとその方向に
加速度を生じる。つまり電流の流れがどんどん速くなるのです。
ではこの状態が続けば、回路中の電流は、その流れる速さと共に、
流れる総量もドンドンと増えていきます。
(例えば、水をチョロチョロとゆっくり流すことと、
ドドーっと勢い良く流すことを比べることをイメージしてください)
こうなると、大量の電流が一度に流れて、大きな熱を発生させて
しまうのですね。
これを防ぐのが電気抵抗。
この抵抗の大きさは、電流の流れる速さに比例して大きくなります。
すなわち、電流が速くなればなるほど、抵抗も大きくなります。
そして抵抗が電流を流す力と一致すると・・・電流は加速度を失い、
一定の速さで進んでいくのです。
このように電流の速さを一定にする働きをするのが、電気抵抗なんですね。
さて詳しいお話を知っている方であれば、上の文章がかなり簡略化してある
ものだと気づくと思います。
そういうお話の中、私が今回理解したポイントは、導線中の電界と
力学の運動方程式を関連付けることなんです。
また電流の速度(厳密には電子の速度)に、抵抗の値が比例するなんて、
何だか雨粒の問題(雨粒は地表付近では”等速直線運動”をするというもの)を
連想してしまいますね。
ということで、「今までそんなことも知らなかったの?」と言われるかも
しれませんが、個人的に非常にスッキリした出来事だったので、
今回の記事にさせてもらいました。
こうやって予習の中にも、自分なりの楽しみが無いとやってられませんからね!
公式HP → 高卒認定試験の注意事項