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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 大学受験の英語
今日たまたまインターネットのニュースを見ていたら、
次のようなニュースが目に入って来ました。
大学入試にTOEFL導入へ
このニュースを見て私が思うのは、相反する次の2つの事。
1,確かに日本の英語教育の成果を考えれば、いい効果が望めるかもしれない。
2,ただし記事中にもある「高校での対応が難しい」ならば、あまり意味が無い。
1,については、私も偉そうな事は言えませんが、
確かに日本の英語教育は、かなり長い期間学ぶ割には、
実用的なレベルまで勉強が身についている人は少ないのではないでしょうか。
私も英語はそれほどできるわけではありません。
また私が英語を学んだのは、学校を出てからの方が効果が高かったと思います。
学校で学ぶ英語は、文法や熟語など、かなり英語としては
正確な表現を学ぶことになります。
ただし日本人における日本語を考えても、普段問題なく使っている言葉であっても、
新聞などで使われている「正しい表現」を使いこなすことは非常に難しい。
同様に外国の方とチャットなどしていても、必ずしも正しい英語で、
かつ学校で勉強するような厳密な表記をしているわけではありません。
だからそういう「身近な英語」は、学校で触れることは少ないと言えるのです。
そういう意味では、大学入試に今までとは異なる指標を設けることは、
この状況に一石を投じることができるかもしれないのです。
ここで2,について。
そのような英語の勉強を、ある程度平等に教育を受ける場である、
学校でできないとあまり意味がありません。
TOEFLのポイントを上げるために、英語だけは専門の塾や予備校に
行かないといけない・・・これでは平等とは言えません。
※ただし教育が必ずしも「平等でなければならない」のかどうかは、
これまた別に議論が必要なことかと思います。
何より、今まで数十年間培われてきた受験英語の参考書や問題集が、
そのままの形では使えない可能性も出てくるのです。
これはあまりに勿体無いことですよね。
こうなると英語教育自体を見なおさないといけなくなります。
私はこのニュースに対して、やや否定的な印象を受けてしまいます。
それはこの内容が受験の主流になること、
これはあまり現実的ではありません。
しかしこういう入試が増えてくると、高校の先生などからすると、
今までの受験対策というものが使いにくくなってしまう。
先生だって人間です。慣れない事をやってしまうと、それなりに
ボロが出てくるのは当然のこと。
そうなるとその影響を受けるのは、生徒自身になってしまいますからね。
もしも教育の効果が疑問に思われているなら、まずは現在の教育の現状を
全体的に把握することが大事。
その上で今の教育が抱えている問題が掴めれば、そこを改善していくことが
いい結果を出すための方法かと思います。
教育を受けた上での、その後の試験のみを変える・・・というのは、
悪影響の方が多いのではないでしょうかね。
ということで、教育の世界でも日々様々な変化が起きています。
ものを教える立場として、そういう変化には敏感でいなければいけませんね。
公式HP → センター対策の問題集