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TOP > わたなべ学習塾 日記 > とあるプロレスラーのお話
今日の公式ブログで、要領の悪いことが必ずしも悪いことでは無い、
という記事を書きました。
その考えの支えになっているのが、あるプロレスラーの言葉だったり
するのです。今日はそんなお話を。
そのプロレスラーとは「冬木弘道」という人。
もしかしたらご存知無い方もいるかもしれませんね。
この方は大腸がんをきっかけにプロレスを引退し、
若干42歳にして、2003年にお亡くなりになっているのです。
このレスラーは、リングの上ではこの上無いヒールを演じていました。
しかし、他の誰よりもプロレスを愛し、プロレスに命をかけた人でした。
さてその冬木さんが、娘の小学校に講演に行かれた時のお話。
お話の途中にタバコを一本取り出して、その場にいる子供にこう言います。
「このタバコを投げて、ここ(壇上)に立てられる人はいる?」と。
子供たちはしきりに「そんなことできるわけない!」と囃し立てます。
その時彼は、こう言ったのです。
「そう。こんなこと天才じゃ無いとすぐにはできないよね。
俺も天才じゃ無いから、こんな事すぐにはできないだろう。
けれども天才じゃ無いから、練習したり工夫したりして、
たくさん努力するんだ。そうやって身に付けたものは、
天才だったら手に入らないからね。」
私がこのエピソードを知ったのは、冬木さんが亡くなった後でした。
昔からプロレスをよく見ていたので、冬木さんの事は知っていましたし、
体調不良で引退されたことも知っていました。
ただ、小学生を目の前にして、これほど素晴らしい言葉をかけられるなんて、
普通の人では決してできないのでは無いかと思います。
とかく色眼鏡で見られやすかったプロレスを愛し続けた人だからこそ、
こういう言葉をしっかりと胸に宿して、頑張っていたんでしょうね。
私はこれほどの言葉を自然に言うことはできません。
けれども生徒や子供たちと触れ合っていく時に、
このような先人の言葉を大切にしながら、接するようにしています。
もし興味があれば、冬木弘道さんのことも調べられたら良いと思います。
どれほど熱く、どれほど大きな信頼を受けていた人なのか、
よく分かると思いますよ。
公式HP → 要領が悪くてもいいじゃない!