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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 大学受験資料の到着!
私が以前勤めていた予備校では、大学受験指導も行なっていました。
高卒認定試験や通信制高校などの制度を使った生徒が大半だったので、
担任として生徒の進路指導も行なっていたのです。
そのため、単に教科指導だけではなく、進路指導も一からやっていたのですね。
進路指導とは・・・これは非常に難しい。
よく「君の偏差値はいくらだから、○○大学くらいがちょうどいいよ」なんていう
進路指導を聞くことがあります。
しかし私は、こういう「偏差値に偏った指導」は間違っていると思います。
例えば、私が進んだ「理学部数学科」。
ここでやることは、もちろん数学です。
数学の中身は大学ごとに変わる・・・なんてことはありません。
だからどの大学に行っても、(扱う範囲こそ異なるものの)同じ数学を学ぶのです。
さてこの数学科に、九州大学に合格できる学力を持った生徒が行きたがっている、
という場合を考えてみましょう。
純粋な数学科は、意外と私立大学にはあまり設置されていません。
そこで国公立大学をメインに進学先を考えることになります。
ここでその生徒の環境を考えてみるのです。
九州大学に進学をしたら、この生徒は無事に勉強を続けられるだろうか。
もしも続けられないとしたら、どういう大学がこの生徒には向いているのか。
その生徒にとって、一番の選択肢はどれなのか。
・・・このように多角的に考えないと、生徒のためになりません。
また保護者の方にとっても、いきなり遠くの大学に進学すると言われたら、
ちゃんと一人暮らしができるだろうか。
生活のためにはどれくらい費用がかかるのか。
そのためには、仕送りをどの程度してあげる事ができるのか。
いざという時、本人の住んでいる場所に行くことができるだろうか。
このように心配になることが、たくさん出てくると思います。
そうしたら、たとえ九州大学に進学ができる生徒であっても、
熊本大学の方が合っているかもしれない。広島大学の方が合っているかもしれない。
その他にも・・・、と選択肢を大きく広げてから、決定するべきなのです。
なお誤解が無いように書いておきますが、この記事は九州大学を
悪い環境というつもりは全くありません。
あくまで入試難易度が高い大学の一例として出しただけです!
正直、こういう進路指導は手間もかかりますし、出来る人と出来ない人が
分かれてしまいます。
少なくとも私は、前職の経験で「こんなはずではなかった」と言われたことが
ほとんど無いため、自信をもって進路指導を行なっています。
今日届いた資料を見ると、前職でたくさんの生徒に対して、
いっぱいお話をしたことを思い出しました。
今やインターネットで受験情報は、かなり正確に見つけることができます。
しかしこの分厚い資料を読むことで、ネットの情報では得られにくいお話を
たくさん仕入れることができそうです。
これを元に、小さな塾ではありますが、きちんとした進路指導を
行なっていきたいと考えています。
おそらくうちに来ている受験生は、通っている高等学校で指導を受けているはずです。
私はそれを邪魔するつもりはありませんが、より幅の広い観点で、
進路面もサポートしていこうと思います。
そのために、授業のような教科面だけでなく、受験に対しても勉強をしておかないと
いけませんね!生徒のため、保護者のために、よりいっそう頑張ります!
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