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TOP > わたなべ学習塾 日記 > 近々、公式ブログで詳しいものを書きます
今日は最近話題になっていることを。
ただし内容的には、数学にかなり偏ったお話になるので、
近いうちに公式ブログにて、詳細を書こうと思います。
さてその内容は、今流行りの「ゴースト暗算」について。
こちらは2桁同士の数のかけ算を、素早く暗算で計算する方法として、
インターネットやテレビ報道でもかなり取り上げられていました。
数学的な観点から見ると、これは普通に筆算で計算する過程を、
その計算を楽に済ませるために、本来の計算過程の中からポイントを抽出し、
それを子供に分かりやすいようにしただけのものです。
そこで「数学的に何か新しいものが発見された」というものではありません。
またこの内容は、数年前からよく耳にする「インド式計算」というものと
ほぼ同等のものなのです。
つまり「インド式計算」を使いこなしている人にとっては、
表現方法が変わっただけのものなのですね。
・・・と、このような書き方になっていますが、これはあくまで
「何か数学的に新しい発見があった」と誤解が無いようにするためです。
私は以下の点で、この計算をかなり評価している一人です。
さてこの「ゴースト暗算」を、数学を教える立場から見るとどうなるか。
これは実によくできているのです!
テレビ報道などで見ているだけならば、「普通に暗算しているのと同じじゃん」と
感じてしまいがちです。
しかし計算のエッセンスを取り出して、子供にも分かる計算の手順として
きちんと昇華しているのに対して、この作者の発想は素晴らしいと言えるのです。
ただし間違えてはいけないのが、これはあくまで「計算の方法」の一つ。
このゴースト暗算の方式のみで2桁の数のかけ算を理解すると、
数の性質の本質が抜け落ちてしまいます。
またインド式計算などでも感じていましたが、数のタイプを見分けて
計算方法を使い分けないといけない・・・というのは、いささか不便かと思います。
当然、最も難しいタイプの方法は、それより簡単なタイプでも使えますが・・・
それだと「計算の簡便化」としては、片手落ちのような気がします。
ということで、単純に流行りに流されるのではなく、
何が本質で、何を子供たちに教えていかないといけないのか。
こういう事に目を向けることが、大人にとっては必要なことでしょうね。
なお、ゴースト暗算を子供に伝えようと思ったら、その前にしっかりと
「インド式計算」を理解した方がいいですよ!
大人にとっては、インド式計算の方が数段分かりやすいと思いますから。
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