わたなべ学習塾 | 日記 | 大好きな大学受験問題とは♪

最近また調べてはいるのですが、以前に比べて「どの大学でどのような
問題が出題されているのか」なんてことが、まだ把握できていません。

しかし前の経験では、自分の好みの問題を出題してくれる大学が
いくつか決まっていたんですね！

まず最も面白い問題が、広島大学教育学部数学教科教育の後期試験。
ここでは非常に面白い試みがされていました。
鳩の巣公理や非ユークリッド幾何。
それをきちんと定義から説明し、問題を解かせるのです。
問題自体は非常に易しい。しかし定義を元に理論を構築することなんて、
高校生ではあまり経験をしないことなので、十分いい試験になっていたようです。

次に金沢大学理学部の前期試験。
こちらは大学１～２年で扱うような内容を、うまく簡略化して
受験問題にしていました。
大学の知識を持った状態で見ると、とても練られている内容であることが分かります。

最後に京都大学の文理共通の前期試験。
こちらにはだいたい「整数に関する」問題が出題されています。
整数の問題は、実際に問題を解けばわかりますが、非常に難しい。
そして高度な発想力が試されるんですね。
その一番の原因は、整数の「環」の性質。
つまり整数の範囲内で、加減乗までは計算できますが、除法（割り算）は
計算できない。ここが最大のポイントになります。

・・・とまぁ、公式ブログに続いて、今日は大学受験の数学のお話に
集中していますが、せっかくの週末なので、こういう話題で頭を
ひねってみるのも、たまにはいいんじゃないでしょうか？
もしも興味があれば、お気軽にご連絡くださいね！

公式HP　→　特に広島大学後期は秀逸すぎます！