わたなべ学習塾 | 日記 | 思いの強さ

公立高校の入試まで、あと一ヶ月強。そこで受験生は、授業がない日も自習をする姿が目立ってきました。

自習と言ってもただ単に勝手に勉強をさせるのではなく、それぞれの課題・進捗状況を確認しながら、個別に内容を検討しながら演習を行っています。またそれぞれの科目について、出来る限り入試に直結した内容を扱うようにしています。多くの教材を組み合わせて、入試問題に役立つものに絞り込んだそれらは、他では手にすることが出来ないでしょうね。

そういった中で、先ほど受験生の一人から聞かれました。「先生は私が○○高校に受かると思う？」と。

先日からの演習を見ていると、まだ若干の不安が残る点数です。けれどもその前提も言い聞かせた上で、「それでもきっと受かると思うよ」と伝えました。

それはただの精神論ではありません。中身の無い励ましでもありません。ちゃんとこれから伸びる要素があるから、本人にそう伝えたのです。そして本当にそれを伸ばせるかどうかは、本人自身が持っている”思いの強さ”によって決まってきます。

目標に真剣に向き合い、強い思いを持ってこそ、ここからでも大きく伸びるチャンスがあるのです。その事を信じて、今はひたすら入試に向けて勉強をして欲しい。・・・こういう思いを込めて、私は本人に伝えたのですね。

この言葉で、その受験生はにっこりと笑ってくれました。けれどもそれでも、その奥に大きな不安を抱えたままであることが分かります。しかしそれは仕方ない。それを乗り越えることが受験の一番のキツさなのですからね。

こういう生徒たちを、全力で応援していきます。

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