わたなべ学習塾 | 日記 | センター試験の自己採点集計

今日の夕方から、大手予備校によるセンター試験の自己採点集計の結果が公開されました。特にベネッセのデータネットについては、他の予備校にはない詳細な受験生動向のデータがあるので、毎回非常に楽しみにしています。今年度のデータを見ても、昨年度と比較していろいろと変わったところも見受けられ、その傾向の差を興味深く観察しているところです。

これまた良く書いていますが、こういうデータを見ている時に「自分が数学を勉強していて良かった」と改めて思います。恐らく数字が苦手な人であれば、このようなデータから何を読んでいいのか分からない。けれども得意な人は、数字の中から貴重な情報を受け取ることが出来るのです。

そしてそういうことが苦手な人のために、合格可能性ランクという単純化された指標が必要になるのです。以前とある高校で、生徒に自己採点結果のリストを渡し、
「B判定以上の中から自分の受けたい大学を選んでこい」
と指示した先生がいました。このような指導をする先生はきっと少なく無いでしょうが、この指導のどこに生徒を思う気持ちが込められているのか・・・なんて思うと、残念な気持ちになってしまいます。

私であれば、合格の可能性が高い大学が絞られたとしても「そのどちらの大学が、よりその生徒のためになるのか」という部分まで考えます。そのために大学の情報を集めていますし、最新のデータもアクセス出来るようにしています。

こんな小さな塾でも出来るくらいなので、本当は誰だって出来るはずなんですよね。

ということで、私は目の前の生徒たちのために、まだまだデータと格闘したいと思います。

公式HP　→　センター試験数学IIBを見て