わたなべ学習塾 | 日記 | こういう相談は、実は初めて

今年は受験生が少ないため、自己採点集計から受験校を決定する下調べも、そこまで忙しくはありません。しかしそういう中で、普段では珍しい相談を受験生から受けたのでそれに関することを。

先ほど自己採点結果を受け取ったとある受験生。志望校に向けての点数は、予備校の集計結果を見なくても分かるくらいに、余裕を持って合格ラインに到達しています。

実はこの生徒については、今回のセンターの文系科目の問題を見ただけで「大丈夫だろう」と感じていました。それだけ目標をきちんと把握し、それに向けての対策をしていましたからね。けれどもその予想を遥かに上回る結果に、私の方も驚いてしまいました。
※ちなみに、以前こちらに書いた「英語の成績が大幅アップした生徒」です。

さてその子から、次のような相談を受けました。

「大学で学ぶ内容が、もしかしたら自分がやりたいこととズレているのかもしれない。だから他の学部に変えるかも。それについて意見を聞きたい」というものです。

いかがでしょう。大学には「ただ入りさえすればいい」と考えている高校生が多い中、このように大学で学ぶことに真剣に向き合っているのです。またセンター翌日ということで「点数に自信がないから志望校を変えたい」という受験生が多い中、目標に到達をしているにもかかわらずこのような相談をしてくれることにも、何だかとても嬉しくなってしまいました。

もちろん今日は、私が出来る限りの回答をしましたし、また改めていろいろな可能性を調べてみる約束をしました。このような生徒の前向きな気持ちには、出来る限り力になりたいですからね。

ということで、試験が終わってもより生徒のためになる選択肢を模索するために、まだまだ気を抜かず頑張りたいと思います。今後もこういう生徒が増えて欲しいものですね。

公式HP　→　今回のセンター試験数学IA・・・その１