わたなべ学習塾 | 日記 | こういうものがダメ

今日は成人の日ということもあり、先日から全国の成人式の「問題」が、数多く報道されています。私の地元である北九州市でも逮捕者が出たということで、なんとも言えず情けない思いになってしまいます。

すでにこのような行動が「恒例行事化」しているので、恐らく問題行動をおこす人たちは「成人式の時は目立ってやろう」みたいな意識があるのでは無いかと思います。ならばそういう人たちにとっての成人式とは、一体どのような意味があるのでしょうね。

けれどもそういうことよりも、非常に気分が悪くなった一件が。

つい先ほどのことです。家内が買い物をしたいということで、近くのショッピングセンターまで行ったのです。目的地に着いてから家内は買い物に、そして私は、途中で寝てしまった娘を見るために車内で留守番をしていたのです。

家内がお店に入ってちょっとすると、見知らぬ中学生くらいの女の子二人組が出てきました。何とは無しにその姿を見ていたら、次の瞬間、手に持っていたお菓子のゴミをポーンと放り投げて、そのゴミはお店の屋根の上に。私があっけにとられている間に、二人はそのまま自転車で去って行きました。

このような些細な事のほうがダメです。正直言って、成人式の問題行動よりもこちらの方が数倍悪質だと私は思います。

「ゴミはゴミ箱に捨てる」・・・こんなことは当たり前のことです。そしてこの女の子たちもそれを知っているはずです。それなのにすぐそばにあるゴミ箱に入れずに放り投げるというのは、それを守ろうという意識が欠如しているのです。

そしてその原因となっているのは、日常的に「当たり前のことを当たり前にやっていない」のです。ならば自然と、守らないものの範囲が広がってきてしまいます。

私は成人式で逮捕される人たちよりも、何の躊躇もなくゴミを投げ捨てたこの子たちの方が、ダメだと感じますね。

中には「成人式で他人に迷惑をかける（今年は人身事故を起こしたケースも報道されていましたよね）ことと、お菓子のゴミを投げ捨てることとでは、さすがに前者の方が悪質である」と思われる方もいるでしょう。

しかしその捨てたゴミ一つが、どれだけの人に影響するのか分かりません。他人への影響を考えずにルールを破る・・・こう考えたら、結局は「どっちもどっち」です。

いずれの場合でも、本当の大人になるまでに、「きちんとルールを守れる事のほうがカッコいい」ということを知って欲しいものです。そう感じてくれればきっと行動は変わってくれるでしょうし、その思いが次の世代に伝わってくれるでしょうからね。

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