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裏技で正答に 数学マークシート入試の問題点
たまたまセンター試験に対する問題点を調べていた時に見つけた記事です。
思うに、問題を作る可能性がある立場の人が、「分からない時には3にマークをする、という裏技が広がっている」と認めるのはどうかと思います。また無意味にその意味付けまでする必要は全く無く、下手をしたら在らぬ誤解を生む可能性もあります。
途中に出てくる、数値や大小関係で正答が分かるという指摘については、最近のセンター試験の作問を見ていると、この点を意識した上で「マークシート形式の問題の中で、どうにか数学的に思考をする問題を作ろう」としていることが分かります。
この姿勢を、後半で書いている「(マークシートの問題点があるので)良問を出すことが出来ない」という主張が否定しています。
先ほどと同じく、これを作問の可能性がある人が言うのはどうなのでしょう。
さて、以上のことをひっくるめた上で。
これ・・・何が”問題点”なのですか。
ここに挙げられていることは、受験のテクニックであることは認めます。けれどもこれを数学教育としてやっている人がいるのでしょうか。そういう学校があるのでしょうか。もしもあるのであれば、それはマークシート形式やセンター試験の問題では無く、その先生や学校の問題です。
入試は受験生の人生がかかったものです。それに対して、このように根拠が曖昧な解法だけで勝負をさせるような無責任な人は、さすがに少数派だと思います。いつもは学校や先生に対して厳しいことを書いている私であっても、きっとそうだろうと思っています。
その上で、「分かるところは全てやりきった。けれどもどうしても分からない問題がある」という状況であれば、少ない可能性に一縷の望みを託すのは仕方ないことでしょう。
数値代入であっても、これを検算程度で使うのであれば、それは推奨されるべきだと思います。大小関係においては、「よくこのような関係が本番で見つけられたね」と褒めてあげてもいいくらい(笑)・・・正直、すごい学力だと思いますよ。
つまりこうやって、大学入試について「問題点が多いから改革をすべき」と考えている人の主張も、いろいろなものがあるわけです。
今日の公式ブログでは、比較的”改革に批判的”な立場に対していろいろと書きましたが、逆の立場でも主張は様々です。双方の主張をきちんと掴んでいかないと、議論が空回りするだけで、より良い結果には結びつきません。
これが最も悪い結果であり、それだけは防がないといけません。
ということでいつも書いていることですが、多くの人に知ってもらい、いろんな知恵・経験を集約して、今後の改革に活かして欲しいと願っています。
公式HP → 新テストに向けた話題