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昨日、とある高校の1年生が進研模試の結果を持って来てくれました。この子は今後文系に進むつもりで、「国語が得意で数学が苦手」という、ある意味典型的な生徒だと言えます。
今回も国語の方が数学よりも点数は高かったのです。その理由は、模試の点数よりも答案用紙を見たら一目瞭然です。数学はほぼ白紙であるのに、国語は全ての解答欄が埋まっているのです。
実は国語にしても数学にしても、それほど素点は高いわけではありません。だから国語は「書いているけれども間違えている」部分が多いですし、数学は「書いていないから点数がない」のです。
ここで大事なのは、「少なくとも解答欄に何かを書く」ということ。何も書かなければそこに点数が付くことはありません。けれども簡単なこともでもいいので何か書けば、それを少しでも認めてもらえることもあるのです。
生徒の中には「何を書いていいのか分からない」と言って、国語の記述問題に対して何も書かない子がいます。けれどもそれは違う。「何を書いていいのか分からない」では無く「何が正解になるか分からない」・・・だから書かないのです。
これは似ているようで全く異なります。基本的に、解答欄を埋められる人でも正解かどうかは分かりませんし、正解でなければ解答欄を埋められないのであればどんな問題でも答えが書けなくなってしまう。・・・だからまずは書かないといけないのです。
今回の生徒について、国語は「次にどのような分野に手を付けるべきか」というアドバイスをしています。そして数学については「まずは解答が書ける問題を増やす」ためのアドバイスをしています。
こうやって科目ごと、生徒ごとに、かけるアドバイスが変わってくるのです。そしてここまでやると、ちゃんと模試を効果的に活用出来るのですね。
昨日こちらのブログに書いた受験生のように、このアドバイスをきっかけにどんどんと成績を伸ばすかもしれません。そうなってくれればいいですし、そうならない場合には細かくフォローをしていきます。
こういうことが指導の難しさでもありますし、楽しみでもあるのですね。
公式HP → 場合の数の教え方