わたなべ学習塾 | 日記 | 図を丁寧に描きましょう

私は以前、図形の問題で「図形を描くことに神経質になるな」と言っていました。今でも基本的な考え方は変わりませんが、けれども「図形はきれいに描くべき」と考えるようになったのです。

図形を描くことに神経質になると、なかなか上手に描くことが出来なくなるので、だんだんと描かなくなってきたり、漠然と苦手意識だけが大きくなってしまうことになります。そこで「図が描けないことがマイナスに繋がるのであれば」、そこまで描く必要はないと考えていたのです。

けれども「図をきちんと描くにはどうしたらいいのか」と考えると、発想が変わってきます。ある程度の大きさや条件から形を類推したり、論理的に「こうならなければならない」という部分が見えてきたりと、より細かいことを見ていくことになるのです。だとすると、それ自体がいい勉強になるわけです。

図をきれいに描くかどうか・・・これは画力があるかどうかではありません（私自身、ものすごく絵は下手ですから）。それよりも、どれだけ「きれいに描こうとするのか」という意識が大きなポイントになるのです。

数学だけでなく、理科も図を描いた方がいいこともあります。社会系の地理や歴史でも、地図を描いて整理した方がいいものもたくさんあります。図を描くことからどんどんと勉強を深めていけば、きっと役立つことが多くなると感じますね。

ということで、図は丁寧に描きましょう。

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