わたなべ学習塾 | 日記 | 今日のお昼に

今日は上の娘が、「休日の学校で、雲梯の練習をしたい」と言っていたので、午後から散歩がてら家族で学校まで行ってみました。

校庭ではソフトボールチームが練習している中、その隅っこで雲梯にしがみつくうちの娘（笑）・・・なかなか微笑ましい光景でした。

正直言ってうちの娘は運動が苦手。どうも”恐がり”なのが強く影響してしまって、少しでも「落ちそう」とか「ぶつかりそう」となったら、とたんに腰が引けてしまうのです。だからどの運動もさっぱり状態から抜け出せません。

今日の雲梯でも、一本目の棒を握ったままもじもじ。どうやら落ちるのが恐くて、ぶら下がってもすぐに元の足場に戻ろうとするのです。ぶら下がった状態で地面まで、１０センチ程度しか無いのに、です。

そこでいろいろとアドバイスしてみたものの、やはりその恐さをどうにかしないといけないと判断し、ぶら下がった状態からそのまま着地することをさせてみました。

足を伸ばせばすぐにでも着きそうな高さです。それでもスッタモンダがあった上で、何とか「恐くない」と感じられる程度には、スムーズに出来るようになったのです。ところが今度は、それが上手く出来るようになったので、今度はぶら下がってもすぐに着地してしまう・・・そんなこんなで、あまり進歩が見られないまま、練習は終了しました。

このような練習をしたがるのは、どうやら同級生からの目を気にしてのことのようです。私にも経験がありますが、子供たちの中では「足が速い」とか「鉄棒が上手」とかがとかく注目され、そして人気があるものです。だから”出来るようになりたい”という気持ちになったようなのですね。

運動においても勉強においても、やってみたらすぐに出来るようになる、というものではありません。もちろん、得意不得意がありますからその程度に違いはあるでしょうが、基本的には練習を積み重ねることで身についていくものです。

勉強においても、例えば試験において解答用紙に何も書かずに提出をしたら、点数は０点しか取れません。これに何かを書いていくことで点数が積み重なっていき、最終的な結果に繋がるのです。点数が取れるようになりたい・・・こう思うことは誰でも出来ます。しかし真っ白な解答用紙に、何かを書いていかない限り、点数を取れるようにはならないのです。

娘も、同級生の手前、雲梯をひょいひょいと出来るようになりたい、と思っているでしょう。けれどもそれだけでは出来るようにならない。こうやって自分なりに練習をしていかないと、積み重ねるものが出来ないのですから。

だから”やってみる”ことについて、我が娘ながら”素晴らしい頑張りだ”と感じます。

・・・ただ運動ではこれがなかなか続かないんですよね。先日発表会があったピアノだったら、その先生が驚くくらい練習するのに。こういうところが”向き・不向き”のレベルなのかもしれません。私も運動は苦手ですからねえ（笑）

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