わたなべ学習塾 | 日記 | 理科科目はどうなっていますか

今年度は、新課程として初めての大学入試だったことが、かなり受験生の志願動向に影響を与えました。その中でも理科科目による影響は、とても大きかったと言えます。

さて来年度に向け、今年度の理科科目の状況はどうなっているでしょうか。

きちんと大学受験を意識しているのであれば、そろそろ全範囲が終わった方が望ましいもの。・・・なのですが、実際には終わりがまだ見えない高校もかなりあるのでは無いかと思います。

このことについては、全国の高校でも、かなり対策に苦慮しているところだと思います。それでもこの状況なのですから、これは受験生側がどうにかするしかありません。

具体的に書くと、学校の授業と並行して、すぐにセンター試験の過去問題や対策問題集の問題を解いていくのです。そうしていくことで学んだことを定着させ、かつすぐに実戦力を身に付けないとどうしようもありません。

このためには、ある程度理科科目に対して時間を割かないといけない・・・ので、他の科目の負担がどれだけ少なくなっているのか、ということが重要なポイントになるわけです。

例えば理系であれば、今の段階でセンター試験レベルの「数学IA」などに時間をかけられないのです。こうなることが予想出来ていたから、私はずっと、「センター試験対策を甘く見ないように」と書き続けてきたのですね。

ただ、もしもきちんと終わらせるべき科目を終わらせていたのであれば、理科科目は上記のような勉強が十分に可能です。物理や化学なども、学校の授業と並行して入試レベルの問題と格闘することが出来ますし、またそうした方が理解も早いと思います。

間に合っているにしてもそうでないにしても、もう試験まで僅かとなってきました。ならば言い訳をしている暇はありません。手の付いていない分野をどんどんと潰していって、入試本番に向けてさらなる努力を続けましょう。

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