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大学受験を指導する上で、ある程度は”やるべきこと”と”やる必要が無いこと”とを分ける必要が出てきます。
昨日もある高2生が、ある私立大学を第一希望にしたいと言っていました。その大学は関東にある、かなり有名な大学。そこでそのまま、今後の受験への目標設定を行ったのですね。
私立文系型の受験パターンは、比較的、受験の目標設定はし易い方だと感じます。しかし出題分野やそれぞれの難易度、また本人の特性を踏まえた科目選択など、きちんとつかまないといけないことはたくさんあります。そこで少しでも早く、そのようなポイントを整理すべきなのですね。
そういう確認をしていくと、「漢文が出題されないこと」「公民分野は”政治・経済”のみ選択可能であること」のようなことだけでなく、「英語の長文問題が比較的短めであること」「数学は教科書レベルであり、かつ分野がかなり偏っていること」なども分かりました。こういうことをきちんと読み取ってあげて、これからの受験勉強に役立てていって欲しいのですね。
こうすると、その生徒にとってどの科目に力を入れるべきなのかが分かります。また逆に、思ったように進まなかったらどうやってカバーするのか、ということも分かります。そこで生徒が”やるべきこと”がはっきりするのです。
またこれは言葉を変えれば”やる必要が無いこと”も明確に切り分けてあげる、とも言えます。これは、生徒の学力を引き上げるという観点ではどうかと思いますが、受験を乗り切るためにはある程度必要になることです。
例えば「数学であれば、数学IAはセンター試験の問題レベルを、数学IIBではより基本的な問題を固めるだけでいい」とか「理科科目については、定期考査の成績を落とさないようにすることを目標にすればいい」とか、ある程度の勉強の限界を設定するのですね。
全ての科目、全ての分野をカバー出来ればそれに越したことはありません。けれどもそれが出来るのは、全国でもトップレベルの受験生のみ。ならば”どこに力点を置くのか”だけでなく”どこの負荷を減らすのか”ということも大切なものなのです。
もちろんこれは、単に試験科目・出題分野から外れている、というだけで決めていいものではありません。もしも志望校が変わってしまったり、予定していた科目が思うように進まなかった時に、選択肢が絞られてしまう可能性もありますからね。・・・こういう点をフォローしながら切り分けていくのは、かなり難しいものなんですよ。
昨日はこのようなお話をしただけですが、この内容はきちんと資料にして、生徒の保護者にも渡そうと思っています。こういうお話の中身は、保護者の方にも伝えるべきものですからね。
私は受験校の相談を受けた時には、どんな生徒でもこのようなお話をしています。この生徒も、これからの受験対策にぜひ役立てて欲しいものですね。
公式HP → 定期考査後の生徒の勉強