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先日、漢文を改めて見直していた時、「昔の人は”論語”などを学校で学び、それを日常生活の糧としていたんだなあ」とふと感じました。昔の勉強風景と言えば「子曰く~」なんて子供たちが言っている光景を、よくテレビなどで見ていましたから。
私たちが学生時代では、確かに教科書には漢文が扱われています。ところが実際の漢文に触れようとすると、割としっかりとした本を購入しないと読めなかったと思います。ただそれでも、参考書などわずかに載っている漢文を読み、意味を知り、勉強を進めたものです。
さて今の生徒たちを見ると、(単なる印象だけかもしれませんが)漢文に触れている様子が、私たちの時代以上に薄れているような気がします。ところがネットで検索をすると、有名な漢文は簡単に調べることが出来、白文・書き下し文・現代語訳などを好きなだけ確認することが出来ます。
いやはや本当に便利なものです。
ところがそれであっても、漢文を目にする機会はとても少ない。少し検索をすればすぐに見ることが出来るものなのに、それをなかなかやらないものなのです。
これは決して、その事実を多くの人が知らない訳では無いはずです。・・・知っているけれどもやらないのですね。
この事の原因の1つが、”便利だから”だと思います。いや、言い方を変えて”不便さが少ないから”だと思います。あまりに便利だからこそ、「やろうと思ったらいつでも出来るから」と、ついついやらなくなってしまうのですね。
私たちの時代のように多少の不便があれば、それを乗り越えるために何かしらのことをやります。掲載されている本を探すかもしれない。時に書店を回るかもしれませんし、時に図書館を回るかもしれません。そうすることで自分の行動によって、このようなものを読むことになるのです。
今の便利な時代に、そのような方法を強制するわけにはいきません。だとしたら、便利な環境を、先生も生徒も上手に使っていかないといけない。・・・こういう視点の切り替えが、時代に合わせた”変化”を読み取ることに繋がると思います。
今の生徒たちを”やらないから”と責めるつもりはありません。これが今の時代なのですから、それに合わせた教育や指導を心がけないといけません。
私も日々、指導を見直していかないといけません。
公式HP → 集中するのは・・・