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今日家内から、次のようなニュースを教えてもらいました。
塾講師を国家検定に 信頼性向上狙い17年にも 朝日新聞より
最初は「ん?」とあまり良い印象ではありませんでしたが、よく考えてみたら、「それもまあ、悪くはないのかなあ」なんて感じました。現在の塾業界はまさに玉石混交・・・なので、塾業界からこのような検定が作られた事自体が、そういう状態へのアンチテーゼのような気がしてなりません。
ただそれにしても・・・私が先入観を持っているだけなのかもしれませんが、記事中に取り上げられている「良くない投げかけと正解の投げかけ」について、記事ではあまり好意的に書かれているようには見えませんでした。どうも「こんなふうに見ないと”正解”にはならないらしいよ」ということを、少しあげつらっているような印象を受けるのです。
恐らく記事を書いた人は、「クイズ形式にする」というところが気になったのでしょう。けれども私は、実際に問題として出題されるポイントを明確にしていることに目が行きます。だからこの正解例は決して悪くない、むしろ発問の際に選択肢を提示するのは必要なテクニックだと思います。
結局はこうやって、検定自体が”魂の入っていない仏”なのか、検定を取り巻く環境が”仏に魂の有無を問うていない”のかによって、大きく結果が変わってくるものです。
ただ個人的には、こういう分野に国はあまり手を入れたくないのでは、と感じます。例えば文部科学省はこのような塾業界よりも、実際の教育業界について改革を進めたいでしょう。だからきっと、このような検定をサポートするとしたら厚生労働省だと思います。ではそこが、本当にこの検定を本格化させたいと思うのでしょうか。
記事中も出てきますが、結局は塾業界を”教育”として見るのか、”サービス業”として見るのかでこの検定の考え方が異なります。ならばやはり、この検定の行く末はこれを受ける塾講師の方よりも、むしろその検定をどのように活かすのかという塾側の意見に左右されることでしょう。
ただせっかくやるのであれば、塾業界だけでなく、家庭教師などにも手を広げると、現実の闇の部分がもっと出てきて、面白いことになるのですが・・・これはまた別の話ですね。
公式HP → 叱るためのエネルギー