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今日の公式ブログでテーマにした問題について。
中学校入試に精通している方からすると、今回のテーマに使った問題は「植木算の考え方を応用すればすぐに分かるのに」と感じることでしょう。しかしそのような考え方は、数学を専門に勉強していた立場からしても、あまり肯定する気になれません。
もちろん植木算を否定するつもりはありません。そうではなく、やはり「対象を見るのではなく、数的な処理をする」という意味合いが強まってしまうからです。数的処理をパターン化することによって入試数学(算数)には対応出来るでしょうが、逆にそのパターンを考えないと日常会話すらままならないのは本末転倒と感じるのです。
そういう問題解法的発想しか出来無いこと自体が、いわゆる”詰め込み教育”として批判されるものでは無いでしょうか。日常の物事を、数的把握だけでなく量的把握をすればよい・・・こういう基本的な理解力こそ、数学や算数で培われるべきものだと思います。
入試算数や入試数学は、確かに問題を類型化して、その解法を覚えてしまったら勝ち、という側面があります。けれどもそれを突き詰めていけばいくほど、「数学を勉強することが、将来に向けて何の役に立つの?」という疑問に答えられなくなってくるのです。
私はこのような観点から、入試の数学も、また基本となる数学も、指導を続けていこうと思っています。
公式HP → 日数の問題と量的把握